政府は、2025年から薬剤師との連携を強化し、2030年までに全国すべての医療機関で電子処方箋の導入を目指しています。電子処方箋が広がることで、患者の薬剤情報が正確に共有され、「お薬手帳」を忘れても過去の服薬履歴まで把握可能になり、紛失や持参忘れの心配も減ります。これにより、誤処方防止や医療ミスリスクの軽減、患者の利便性向上、薬局や医療機関での待ち時間短縮などが期待されています。
一方、すべての医療機関が2025年段階でまだ電子カルテさえ導入していない現状もあり、医療現場のデジタル化(DX)は他産業に比べて遅れがちな点が課題です。全医療機関導入の実現性や、現場ごとに異なるシステム対応など、今後の普及へ向けた壁についても掘り下げていきます。
このエピソードでは、電子処方箋がもたらす診療現場の変化と、全国導入に向けたリアルな課題・展望を分かりやすく解説していきます。