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なぜ少し崩れた饅頭に人は惹かれるのか？②
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サクラ出版『女神の誕生日』プロデューサーのサクラです。
皆さんは、ご自身の商品や発信に、「人間らしさ」や「弱さ」を見せていますか？
私は、これまで「きちんと整えて、きれいに見せることが大事」と思っていました。
もちろん、それも大切です。
商品としての完成度を高め、発信をわかりやすく整える。それはビジネスの土台になります。
でも、人が本当に心を動かされるのは“完璧さ”ではありません。
老舗の和菓子屋さんなら、何十年も同じ味を守り続け、欠けた皮や餡子がはみ出したものを店頭に並べることはないでしょう。
そこには「歴史」と「信頼」があり、完璧さそのものがブランドになっています。
けれど、私たちのように新しく挑戦を始めた人間が「綺麗に作らなくちゃ」「完璧でなきゃだめ」と思い続けていたら、いつまでたっても修行のまま。
いつか完璧になったらお店を開こう、そう考えているうちに、結局ずっとお店を開けないまま終わってしまいます。
大切なのは、欠けや未熟さがあっても、まず“お店を開くこと”です。
開いてみるからこそ、お客さんがどんな天気の日に来てくれるのか、どんなときに買ってくれるのか、どんな並べ方なら手に取ってもらいやすいのか——そうしたことが、少しずつわかってきます。
饅頭でいえば、皮が少し欠けて中がのぞいているほうが「おいしそう」「試してみたい」と惹かれるように、人柄や商品も、欠けや不完全さがにじんでいるときにこそ、共感や親近感が生まれます。
それは「完璧じゃないからこそ応援したくなる」という気持ちにつながり、「頑張っているな、買って支えよう」という共感を呼びます。
私自身も長いあいだ、「カッコ悪いところは見られたくない」「一人でやったほうがラク」と思い込み、人との間に壁を作ってしまうことが多くありました。
けれど、それこそが人との距離を遠ざけていたのだと、今は感じています。
ブランディングの要素のひとつは「人柄」です。
きれいに整えるだけでなく、欠けやゆらぎを含めて“その人らしさ”を見せることが、人の心を動かします。
あなたは、どんな“人間らしさ”を見せていますか？
今日もお聴きくださり有難うございました。
★【サクラ出版1日店長】
8月25日(月)12時から14時
神保町駅徒歩1分「PASSAGE SOLIDA」
https://passage.allreviews.jp/store/YRSXAENOTT6ZPU2MUPJ25M3Y
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8月22日
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