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【日本の教え】朗読、黙読、積置
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サクラ出版『女神の誕生日』プロデューサーのサクラです。
今日は「積読（つんどく）」についてお話しします。
読書には三つの種類があると言われていました。
それは「朗読」「黙読」、そして「積置（つんどく）」。
“積置”とは、積む置くと書いて「つんどく」。
本を買ったまま積んで置いておくことを意味していました。
明治に入り、“置く”の字に代わって“読む”の字があてられ、現在の「積読」という表記が生まれました。
ここに、日本人の感性が表れています。
単なる「積みっぱなし」ではなく、置いてあるだけでも意味がある。
そんなふうに受け止めてきた文化があったということです。
そして、先日の講演で耳にした言葉が心に残っています。
「読まれていない本にも波動がある」OECDの調査でも、家庭に本が多い子どもほど学力が高いというデータが報告されています。
たとえその本をすべて読んでいなくても、本棚の存在そのものが子どもに影響を与えるそうです。
確かに、本棚に並んでいる一冊一冊から、不思議な存在感を感じます。
読まれる日を静かに待ちながら、本は波動を放ち続けているのかもしれません。
さらに世界の調査では「購入された本の95％は最後まで読まれておらず、70％は一度も開かれていない」というデータもあるそうです。
つまり“積読”は、実は世界中で起きている現象です。
けれど、多くの言語には「積読」に当たる一語が存在しません。
•tsundoku”は日本語特有の表現であり、だからこそ今では海外でもそのまま使われるようになっています。
日本人は昔から、「読まない本」にも意味を見いだし、言葉にしてきたということです。
“積読”とは、ただの未読本の山ではなく、心を耕すための時間を与えてくれる日本独自の文化です。
本を読むことはもちろん大切です。
でも、積んであるだけでも、私たちの感性に働きかけてくれる。
ちょっと安心しました。
あなたの本棚に眠っている“積読”には、どんな波動が宿っているでしょうか？
今日もお聴きくださり有り難うございました。
■「女神の誕生日」って何？と思った方はこちらからご覧ください
https://consulting.sakura-adventure.net/megami/
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8月31日
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