00:00
-00:00

しばと歌舞伎町2

同期のロビンと3年間つるみ続けた結果恐ろしい結果になりました 【順番を間違えてアップしたので前編の「しばと歌舞伎町1」は来週アップします】 ロビンのりてるん・作 送られてきたLINEまんま載せます↓ 舞台: M-1グランプリ1回戦の会場、出番直前 漫才 森北: (息を切らしながら) 瀬川! 瀬川! どこ行ってたんだ! もう出番5分前だぞ! 瀬川: (スマホを見ながら、片手でひらひらと) ああ、森北。どうしたの、そんなに息荒げて。まるでM-1の決勝で、僕がネタを全部忘れたかのような顔してるよ。 森北: どうしたの、じゃないだろ! 遅刻だよ、遅刻! M-1の1回戦に遅刻するとか、ありえない! 瀬川: え、もうそんな時間? 電車が遅れてさ。で、暇だったから、隣に座ってた審査員らしき人に、僕のネタのアイデアを片っ端から披露してあげてたんだよね。そしたら乗り過ごしちゃって。まあ、1回戦だし、練習台としては最高だったから、いっかと思って。 森北: いっかと思って、じゃない! 俺たちはM-1グランプリで優勝するんだぞ! 1回戦から全力でいかないと! 瀬川: (あくびを噛み殺しながら) はいはい。でもさ、優勝とか無理じゃね? 周りのレベル高すぎだし、僕ら、まだお笑いの神様とLINE交換どころか、Twitterもフォローされてないし。DMも既読スルーだよ。 森北: 何言ってるんだ! 諦めたらそこで試合終了だよ! 俺たちは絶対に勝つ! 瀬川: まあ、森北がそう言うなら。でもさ、ネタ合わせ全然してないけど、大丈夫? 僕、森北がツッコミで熱弁してる時に、耳に手を当てて「え、今なんて?」って聞き返すボケ、得意なんだけど、あれは今日使う? あ、あと、森北のツッコミが長すぎて、途中で僕が寝ちゃうボケも。 森北: だから、昨日あれだけやっただろ! 完璧に仕上げたはずだ! その聞き返しボケは封印しろ! 瀬川: 完璧? 森北ばっかり喋ってて、俺ほとんどセリフないじゃん。僕の役割って、森北が汗だくで熱弁してる横で、たまに「へぇ~」って相槌打つか、森北の額の汗を拭いてあげる係だったような。あ、でもタオル忘れたわ。 森北: それは、瀬川のボケが面白くないからだ! もっと練習しろって言っただろ! 瀬川: えー、でも、俺のボケ、結構ウケると思うんだけどな。この前、コンビニの店員さんに「ポイントカードお持ちですか?」って言われて、「え、僕の心にですか?」って言ったら、店員さんがレジ打ちながら、ちょっとだけ肩を震わせてたよ。あれはウケてたな、きっと。 森北: どこでだよ! 身内だけだろ! M-1の審査員は厳しいんだぞ! 瀬川: まあ、いいじゃん。ウケなくても。記念受験みたいなもんだし。僕、M-1の会場で一番美味しいお弁当を見つけるのと、あと、楽屋で芸能人のサインをどれだけ集められるかが今日の裏目標だから。 森北: 記念受験!? M-1をなんだと思ってるんだ! これは俺たちの夢なんだぞ! 瀬川: はいはい、夢ね。でもさ、夢って叶わないから夢なんじゃないの? 叶っちゃったら、ただの現実じゃん。つまんなくない? 僕の夢は、一生寝て過ごすことなんだけど、もし叶ったら、それはそれで困るよね。ご飯食べられないし。 森北: (瀬川の胸ぐらを掴む) 瀬川! お前、本気でやる気あるのか!? 瀬川: (掴まれたまま、森北の顔を覗き込むように) 森北、落ち着いて。そんなに熱くならないでよ。汗で前髪が海苔みたいになってるし、鼻の穴がいつもより大きく開いてるよ。深呼吸、深呼吸。 森北: 熱くなるに決まってるだろ! M-1にかける想いが違うんだよ! 瀬川: わかった、わかった。ちゃんとやるから。でもさ、腹減ったな。僕、昨日からM-1のために、胃袋を最高の状態に仕上げてきたんだよね。まるで、高級食材を待つシェフの皿みたいに。 森北: は? 何言ってんだ! 出番直前に飯のこと考えるな! 瀬川: だって、お腹空いてたら力出ないじゃん。軽くコンビニ寄っていい? あ、いや、コンビニじゃなくて、この近くに美味しいラーメン屋があるって聞いたんだ。替え玉までいけるかな? 森北: ダメだ! 時間がない! もうすぐ出番だ! 瀬川: えー、ケチ。じゃあ、せめて飴ちゃんちょうだい。あと、森北のポケットに入ってる、その謎の小銭、全部僕にくれるなら、ネタ中に森北のボケに一回だけ、心の底から笑ってあげるよ。 森北: (ポケットから飴を取り出す) ほらよ! これで我慢しろ! 小銭はやらん! 瀬川: (飴を口に入れながら) ありがとう。森北って、意外と優しいんだね。僕、森北のこと、M-1のために開発された、感情むき出しのツッコミマシーンだと思ってた。でも、飴くれるんだね。 森北: (照れ隠し) うるさい! 早くネタの確認するぞ! 瀬川: はいはい。ところで、森北。今日の審査員って誰? 僕、審査員にウケるために、審査員席に向かって、満面の笑みでウィンクする練習してきたんだけど。あと、審査員が喉を潤せるように、水を用意してあげようか? 森北: それくらい自分で調べろ! いいから、早くネタ合わせするぞ! 瀬川: (飴を舐めながら) まあ、森北がそこまで言うなら、付き合ってあげてもいいかな。僕の今日のギャラは、M-1の舞台で森北がどれだけツッコミで汗をかくか、で決まるってことで。汗一滴につき100円ね。 森北: (叫ぶ) 瀬川! お前、絶対笑ってやるからな! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ② レバーも笑いも低温調理のREVOLVORは コンカフェでも女の子を笑わせることを目標に 正々堂々と FWさむぢゃぱを筆頭に 歌舞伎町のピッチを駆け抜けます さむぢゃぱの本気は長渕と思っていたしばはカラオケで裏をかいてチェホン入れられます まず一次会コンカフェて! #よしもと漫才劇場
9月17日
stand.fmの無料アプリでもっと便利に
Google Play Store
App Store
about stand.fm
放送が更新されたらプッシュでお知らせされるので最新の放送を聞き逃さない。
about stand.fm
バックグラウンド再生で他のアプリを使用しながら、放送やライブが聴ける。
about stand.fm
放送やライブ、コミュニティでコメントが送れて配信者とコミュニケーションができる。
about stand.fm
アプリだけでかんたんに音声を収録して投稿できて音声の編集もできる。
jasrac
JASRAC許諾番号
9024598002Y31016
9024598004Y31016
nextone
NexTone許諾番号
000006134
© 2025 stand.fm, Inc.