親が老い、介護が必要になって、認知症に気づく瞬間――多くの家族にとってそれは「困惑」の始まりです。
昨日まで普通にできていたことができなくなる、同じことを何度も尋ねられる、財布や物の置き場所がわからなくなる。
小さな変化が積み重なり、どう対応してよいのかわからず、戸惑いと不安が押し寄せます。
困っているのは本人だけではなく、家族も同じです。
しかし「自分がもっと頑張ればいいのでは」と抱え込み、誰にも言えずに苦しむ方も少なくありません。
大切なのは、困っている自分を責めないことです。
介護は誰にとっても初めての経験であり、正解が一つあるわけではありません。
最初の一歩は「相談すること」です。
地域包括支援センターやかかりつけ医、介護経験のある知人など、小さな声をあげることで新しい道が開けます。
困りごとを言葉にすることが、介護を支える第一歩なのです。
尊厳介護は、困惑から始まる家族の声を大切にしながら、一緒に歩む姿勢を何よりも重んじます。
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