― 筋肉が記憶する感情
笑顔は、心の状態を表すだけではありません。
脳と身体は深く結びつき、表情筋のわずかな動きが神経を通して感情を呼び起こします。
たとえ作り笑いでも、顔の筋肉が動くことで副交感神経が優位になり、
心拍数が落ち、呼吸が整い、心が少し穏やかになります。
この「笑顔の身体記憶」は、高齢期のケアにおいて大切な意味を持ちます。
長年の経験や感情は身体の中に蓄積され、
表情を動かすことで、眠っていた感情や記憶がふとよみがえることがあります。
つまり、笑顔とは“感情のリハビリ”でもあるのです。
介護の現場で、職員や家族の笑顔が自然に広がるとき、
その空気が身体の緊張をほぐし、安心を伝えます。
身体は心を映す鏡。笑顔は言葉を超えて人を癒す力を持っています。
今日、あなたの身体はどんな笑顔を記憶していますか?
参考図書「顔に取り憑かれた脳」(中野朱実著/講談社現代新書)
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