鉄道趣味で人生を豊かに。11月12日水曜日の溝口駅長ボイスステーションです。
講演依頼のビッグニュース
嬉しいことがありましたので、シェアします。
昨日、メールが届きまして、来年、鉄道関係の講演をお願いしたいという依頼でした。ちょうどいま、来年度のスケジュールを組んでいる時期なのでしょう。
初めてのところからのご依頼で喜んでいたのですが、内容を読むと、ちょっと想定外なことがありました。
これまで私がやってきた鉄道関係のセミナー(大回り乗車、青春18きっぷ活用法など)は、多くて50人程度を相手に話します。このくらいの規模なら、慣れており特に緊張もしません。
しかし、今回のご依頼は、とある市民会館の大ホールで話してほしいという内容でした。しかも、参加人数の想定が1回800人。それが午前と午後の1回ずつで、合計1600人を相手に話してくださいという、ものすごい規模の内容だったのです。
とある市民団体の教養講座ということで、毎月テーマを決めて開催しているそうですが、それにしても大人数!
私は著名人でもタレントでもないので「大丈夫ですかね?」と思ったのですが、ご期待に応えないといけないと思い、お受けすることにしました。まだ確定ではありませんが、ほぼ決まりかと思われます。
なぜ私に依頼が来たのか
言いたいのは、なぜ私に依頼をしてきたのか、という点です。そんな大規模な講演会であれば、通常はもっと名の知れた方、例えば大学教授や著名な専門家などが登壇されます。過去の登壇者を見てもそうでした。
その中で、私のような「乗りテツ旅行会代表 溝口駅長」という、他の方から見れば少々ふざけた肩書きの者に声をかけていただいたのは、本当にびっくりですし、うれしいです。
鉄道関係の著名人はたくさんいます。例えばタレントの中川家礼二さん、芸能マネージャーの南田裕介さん、関西だと斉藤雪乃さんが有名ですね。他にも大勢いると思いますが、都合が付かなかったんですかね?
私にご依頼をいただいたのは、おそらくネットで検索し、「この溝口という人なら喋れそうだな」と期待してくださったからでしょう。講演の実績をホームページに載せていたことが、きっと功を奏したのだと思います。
講演テーマの選定と新たな挑戦
この依頼をいただいた時、正直少しビビりました。800人という人数にビビったというよりも、参加される800人の方々が、鉄道に興味がある方ばかりではないという点です。
不特定多数の方が来場されるホールで「何を喋ればいいんだろう?」と、テーマ選定の難しさに直面しました。
これまでの講演会は、鉄道好きな方が集まる場でしたので話しやすかったのですが、今回は教養講座ということで、健康や自然、伝統文化といった、万人受けするテーマが選ばれているようです。
担当の方からは、高齢の参加者が多いので、青春18きっぷや大回り乗車の旅について話してほしいというご要望をいただきました。
まだ来年の話ですが、年内には内容を固めて募集を始めないといけないため、今からテーマを考えています。
鉄道に元々興味がない方にも「聞いてみたい」と思ってもらえるようにするにはどうすればいいか。これは新たな挑戦であり、必要であれば下見なども行うつもりです。
経験がもたらした成長
この依頼を受けた時、正直一瞬「無理じゃないか」とも思いました。が、それよりも「なんとかできそうだ」「簡単ではないけどできる」という、多少根拠のある自信が湧いてきました。これはもう慣れですね。経験を積んできたおかげです。
数年前の私なら、この依頼が来た時に「自分には無理だ」と弱気になっていたでしょう。もっと前なら「人前に出るのも嫌だ」と思っていた人間です。
子供の頃は、人からどう見られるかを気にしすぎて、人前で発表する時は膝がガクガク震え、声が出なくなるほどでした。そんな人間が、今、音声配信したり、あさライブで顔を出して喋ったり、来年800人の前で喋るかもしれない状況を「平気」だと思えているのです。
人間、まだまだ成長できるなと感じた出来事でした。何がどう転ぶかわかりませんね。
何もやらないのが平和でいいかもしれませんが、行動して自分の成長を実感できることが、自分自身のエネルギーになり、頑張る力になると思います。
ちなみに、この講演会は特定のグループに参加している人限定で、どなたでも受講できるわけではなさそうです。具体的なことが言える状態になったら改めてお伝えしますので、どうぞご期待ください。