逢坂さん、木津さん、おはようございます。
「旅と日々」、私はつげ義春さんの作品に触れたことがなくて、映画を観てから後悔しました。
前半の、観光地とは言えない海岸の雨、後半の、観光地から離れた場所の雪。
セリフの少ない映画内映画の出演者や、訥々と話す人々よりも自然の方が雄弁な気がしました。
一人旅はとても好きで、若い頃にフランスへ一人旅したことを思い出しました。私は旅先で写真を撮らないのですが、今回の映画では、ワンシーン、ワンシーンが映画、と言うより写真のような気がしました。
二本の原作をどう繋げるのかというところが気になっていたのですが、そこに異国で脚本家としてやっていこうとしている主人公の日常の孤独、それもまた、人生の旅なのかもしれないと思いました。
昔のフランス映画を思い出しました。