やっとやっと、気になっていた大刀洗平和記念館へ。
戦後80年の今年。もう体験した方からの話を直接聞くことは
かなり難しくなってきたからこそ、
動画や書籍、そしてこのような資料館からでしか、私たちはまだ100年と経っていない頃のことを
知ることができなくなっています。
学校でも近代史ってサラーっとしかやらないだけに、個々が関心を持たないと。
戦争を美化してはなりません。
戦争というものはさまざまな人の人生を狂わせ、余計な諍いや醜い偏見、
行き過ぎた抑圧を与えるだけのものと思いますね。
父の従兄はシベリア抑留経験者でしたし、母方の祖父は
山下奉文の副官もしていた頃があり、満州やスマトラへ行っていましたので
資料館の展示物の中には、ロシア軍の知識として、階級ごとの服装などを図にしたものや
祖父も経験したノモンハンへ航空部隊としてやられた方のこと、
ジョホールで戦死された方、奉天や公主令で亡くなられた方の
写真から、祖父や父の従兄も運良く生きて帰ってきたとはいえ、
それは本当にたまたまだったんだろうと
そして、どんなに勇ましい言葉を使ってはいても、心の中は苦しく辛い思いであったろうにと思うと
辛いものがありますね。
また空襲で多くの児童が命を落としたことから
その児童たちの写真の展示もあり…。😢
もちろん飛行場でもあったことから、復元された飛行機もすごく、
B29の実際の大きさを模した、天井に設置された金属の模型…
こんな大きなものがいくつもやってきては、無差別に空襲をしていたのかと。
なによりも、今の中高生くらいの年齢で、非常に美しい文字で綴られた手紙。
中には5mm程の小さな小さな文字で、慰問袋に添えた手紙に
クリスマスと書いてあった、兵士から女学生への便り。
そして残された家族への遺書。
戦争さえなければ、こんな遺書なんて書く必要も命を落とす必要もなかったわけですからね。
改めて、平和のありがたみを感じます。
松本零士さんや、彼のお父様のことについてもこの資料館の展示の一部で
知ることができます。
小竹町の「兵士・庶民の戦争記念館」も、実際に手に取ることができる貴重な資料館で。
ここにも行きたいと思っています。
祖父の陸軍時代のアルバムは教育会館へ寄贈しましたが、軍刀はまだ実家にあるため、
そのうちこうしたところへ…とも考えています。
https://chikuski.jp/report/2140/
以前、劇団俳優座の舞台が上演された際にも
実際に供出された犬の毛を使った、兵隊の衣類などをロビー展示のために
提供されていました。
https://natalie.mu/stage/news/570688
https://www.asahi.com/articles/AST4Q4F9RT4QTIPE004M.html
ご存知の資料館や、いかれたことのある資料館や催しがありましたら是非お知らせください。
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