介護の現場で本当に大切なのは、技術よりも「空気」です。
その空気を整えるために、私は サンキュー39呼吸法(3秒吸う・6秒吐く・9秒静かに佇む) を提案しています。
この369のリズムは、認知症高齢者とのコミュニケーションに深い落ち着きを生み、対話の“間”を育てます。
3秒吸う──自分の姿勢と心を整え、相手の世界へ入る準備をする時間。
6秒吐く──余計な緊張を流し、自分をまっさらに戻す呼気。
そして9秒静かに佇む──“間”をつくり、言葉よりも深い共感の入口となる沈黙。
認知症高齢者は、言葉よりも“空気の変化”に敏感です。
介護者の呼吸が乱れていれば、相手の不安は高まり、拒否や興奮が強まることがあります。
逆に、ゆっくりした呼吸と穏やかな間によって、表情が緩み、動作が落ち着き、安心が広がります。
介護は、呼吸で整い、空気で深まり、関係で支えられる営みです。
あなたの呼吸は、今日どんな空気を生み出しているでしょうか?
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