#健康 #予防 #日本糖尿病療養指導士 #糖尿病看護認定看護師 #みなさん、こんにちは。
今日は、私がずっと胸の中に持ってきた “地域への思い” と、今取り組んでいる「糖尿病お守り塔プロジェクト」についてお話ししたいと思います。
小さい頃、私の住んでいた地域には「組」という温かいつながりがありました。
家族ぐるみで集まり、嬉しいことも、ちょっと困ったことも、当たり前のように分かち合っていた、そんな時代でした。
両親が共働きだった私にとって、近所のおじいちゃんおばあちゃんは
“もうひとつの家族” のような存在でした。
怪我をすれば手当てをしてくれて、お菓子を手に持って様子を見に来てくれる。
誰かが困っていれば、自然に助け合う——そんな空気がありました。
でも、今はそのつながりが薄れてきています。
遠慮の文化、忙しさ、関係性の希薄さ。
こうした社会背景が、人の健康にも深く影響していることを、
SDH(健康の社会的決定要因)を学んだ今、あらためて実感しています。
だからこそ私は、あの頃の“お互い様の温かさ”を、
今の地域でも形にしたいと思いました。
それが、糖尿病を中心に多職種で支える「お守り塔プロジェクト」です。
今日はその原点の話を、少しだけさせてください。