敦盛(あつもり)
『織田信長の最期の歌』と言われているが、実際には信長自身が作った歌ではなく、能『敦盛』の一節を好んで舞いながら詠んだと伝えられていて、本能寺の変の前夜にもこれを舞ったという。
●織田信長が好んだ『敦盛』の一節
「人間五十年 下天のうちをくらぶれば
夢幻の如くなり ひとたび生を享(う)け 滅せぬもののあるべきか」
●ざっくり意味
「人の一生なんて五十年ほど。天の下界の時間と比べれば、
夢や幻のように儚い。生まれたものは、いつか必ず滅びる…」
●現代語訳
「人の人生なんて、せいぜい50年くらい。
天の広大な時間から見れば、一瞬の夢みたいなものだ。
生まれたものが、滅びずにいられるわけがない。」
今回の歌詞▼▼▼
★砕けた口調・絶望強めの口語の英訳
“Life? You’re lucky if you get fifty years.
From the heavens’ perspective, it’s nothing—just a quick, forgettable dream.
Everything that shows up in this world is gonna vanish. That’s the rule.”
★↑日本語訳(一応)
「人生?せいぜい50年もあればラッキーだろうな。
天の目から見れば、ほんの一瞬の、忘れられるだけの夢みたいなもんだ。
この世に現れるものは、全部消えてなくなる。それがルールだ。」
おまけ
【織田信長】(1534/06/23~1582/06/21没※諸説あり)
若くして尾張(現在の愛知県の西部~名古屋市北西部あたり)の戦国大名となった信長は、革新的な戦術で勢力を拡大し、室町幕府を実質的に倒して日本統一に迫ったが、野望を突き進む中で部下に裏切られ、本能寺の変で燃え盛る館の中、非業の最期を遂げた。
#AI