コーンフレークみたい!
クッキーの砂糖がけみたい!
もしかして、白カビ?これの正体は・・・?↓
00:03 クリスマスの挨拶
静かな夜に始まる、小さな不思議の話。
03:02 白い物質の正体
植物に見えて、植物ではない存在。
07:35 地衣類の進化
カビがたどり着いた、共生という形。
13:40 菌類の役割
岩を耕し、命の土台をつくる者たち。
16:52 地上環境の変化
生命が住める星へと変わる過程。
21:03 生命の始まり
地球最初の住人たち。
24:40 地球表面の生命進化
大地が「生きた場所」になるまで。
25:49 地衣類の役割
地球に着せられた、見えない肌着。
クリスマスイブの回となる今回は、観葉植物や「せんこう草」のように見える、白く砂糖がけされたクッキーの正体から話が始まります。
一見すると植物のように見えるこの白い存在は、実は植物ではなく、進化を遂げたカビの仲間である「地衣類(チイ類)」であることが明かされます。
地衣類は、菌類と藻類(またはシアノバクテリア)が共生する特別な生命体で、自ら光合成を行いながら、岩の上でも生き延びることができます。このエピソードでは、地衣類を通して、地球における最初期の生命と菌類の役割に視点が向けられます。
菌類は、岩石を分解し、土壌をつくり、植物が根を張れる環境を整えてきました。
地球表面が現在のような「生命が住める場所」へと変わっていく過程で、菌類や地衣類が果たした役割は決定的だったのです。
地衣類は、過酷な環境から大地を守り、次の命へとつなぐ存在。
まるで地球の表面にそっと身につけられた「肌着」のように、静かに、生態系を支え続けています。
目立たず、語られることも少ない存在ですが、地衣類を知ることは、地球の歴史そのものを知ることでもあります。
そんな小さな生命に宿る、大きな時間の物語が語られるエピソードです。
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