このたびは、心に深く響く番組をありがとうございました。
最初に流れたオープニングのバイオリンの音色に、
まず心が洗われました。
そして、福満景子さんの澄んだ声、
大久保寛司さんの自然体であたたかな在り方に、
「愛そのもの」が、静かに伝わってくるのを感じました。
「聴く方が、笑顔になって、元気になってほしい」
という福満さんの願いが、
言葉としてではなく、番組全体の佇まいとして自然に香り、
胸があたたかくなりました。
「人生は縁(えにし)の無限連鎖」
「振り返れば人生は一本道」
この言葉は、
お二人のやり取りそのものとして語られていたように思います。
迷った日も、立ち止まった日も、
遠回りに見えた時間さえも、
いまの自分へとつながる一本道だった。
聴きながら、そう感じました。
人生は選択の連続でありながら、
振り返ると「それしかなかった道」を
ただひたすらに歩いてきただけなのかもしれません。
「人生に、もしもはない」
だからこそ、今ここに至っている。
不思議というより、
「そうなっていた」
「自然に、時が流れていただけ」
必然を、必然として生きる。
そんな生き方の背中を、そっと見せていただいた気がします。
私自身、
横田南嶺老師、そして大久保寛司さんと出会えたことも、
今思えば、必然だったのだと感じています。
では、
必然を必然として生きるために、
私は何を大切にして生きればよいのだろうか。
真摯さか、感謝か、
それとも、命に生かされきり、命を生かし切って生きる覚悟なのか。
その問いを、
自分のものとして生きていきたい。
そんな思いが、いま静かに胸に残っています。
このような対話に触れさせていただけたご縁に、
心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。