駅前の信号 赤のままで
時間だけが先を急かす
言いかけたままの本音を
雨粒が隠してくれた
濡れた前髪 気にするふりで
少しだけ距離を縮めた
偶然みたいな沈黙が
必然に変わる瞬間
冷たい夜に 名前を呼ばれて
胸の奥が 揺れたんだ
強がり全部 ほどけてしまう
その声の近さで
傘はいらない 今は
この腕があるから
雨音に消されても
君の名前だけは聴こえる
濡れたシャツ越しの温度
確かめるみたいに
世界が冷たくても
君だけは あたたかい
コンビニの灯りが
滲んで揺れてる
帰る場所なんて
どこでもよかった
ため息混じりの冗談に
少し笑った君が
こんなにも近くにいること
それだけで救われた
言葉より先に 触れてしまえば
もう戻れない気がして
それでも一歩 踏み出したのは
君が同じ雨にいたから
傘はいらない 今は
濡れることも怖くない
失うものがあるほど
抱きしめ方を知っていく
震える背中にそっと
鼓動を重ねて
この夜が終わっても
忘れない この温度
もしも明日が
別々の空でも
今この瞬間だけは
真実でいたい
流れる雨に
誓いは立てない
ただ離れない
それだけでいい
傘はいらない 今は
この腕があるから
冷えた世界の中で
君だけを守りたかった
濡れたままでもいい
涙まじりでもいい
雨が止んだそのあとも
君はきっと あたたかい
#オリジナル曲 #AI