値札のない骨董品と黒猫🐈⬛🐾
作/Tana.Ellis.Kelly
原案/2010年
シリーズものでnote📓🖋️にて掲載中です。
『値札のない骨董品と黒猫➖静寂編』
https://note.com/tana_life/n/nfc6af2cdbd7d
『値札のない骨董品と黒猫➖夜の記憶編』
https://note.com/tana_life/n/n23ff7838d0f7
『値札のない骨董品と黒猫➖沈黙編』
https://note.com/tana_life/n/n04a7ceecb87e
『値札のない骨董品と黒猫➖雨音編』
https://note.com/tana_life/n/n9e5a63c00128
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今日も、あの骨董品屋に寄ってしまった。
名前も値段も書かれていない品ばかりで、
何を売っているのか、正直よく分からない。
店の奥には、いつも黒猫がいる。
眠っているようで、こちらの心のほうを先に見ている気がする。
この店の骨董品には、値札がない。
理由を聞いたことはないけれど、
たぶん、値段をつけられないものばかりだからだと思う。
失くした時間とか…
忘れたふりをしていた気持ちとか…
まだ手放せていない記憶とか…
私は何も買わない日も多い。
それでも、店を出る頃には、
少しだけ胸の奥が静かになっている。
黒猫は、何も言わない。
でも、
「今日はここまででいい」と
代わりに言ってくれている気がする。
この物語は、
何かを手に入れる話じゃない。
値段のつかないものを、
無理に手放さなくてもいいと知っていく、
そんな日々の記録という名の物語。
つらつらな想いを日記感覚で自由に書かせて頂いている概要欄まで、いつも丁寧に読んでくださる皆様へ、沢山の感謝の気持ちを込めて…。
少しでも誰かのお心に寄り添える物語を紡いでいけたらと思います🥹
黒猫の夢…🐈⬛ピアノ/Tana.Ellis.Kelly🐾
#Tana.Ellis.Kelly