海の幸、サカナは健康に良いと言われてつとめて食べるようにしてるんですが、なかなか毎日となるとお高いイメージもあります。その昔の日本人のタンパク源といえば、黙っててもサカナという時代が長かったようで、今から考えると逆に羨ましい感じもします。
気仙沼出身の友人などは子供の頃に、え〜また魚??と文句を言うこともしばしばだったとのことですが、ウチではカレイの煮つけとサンマの塩焼きがご馳走ではありました。ブリの照焼きなんてのはなぜか高値の花でしたね。
干物といえば保存食で安いものというイメージでしたが、これまた今では逆に高級イメージじゃないですか?旅館の朝ごはんとかで出てきた日には、最近喜び勇んだりしてます。
その干物の中でもなかなかに馴染みの無いのが|身欠《みが》きニシンですね。実は最近まで食べる縁に恵まれなかった身欠きニシンですが、なんとも酒の肴におかずに味の有る食べ物だなと思います。
思えばニシンというのは、全世界で見た場合、漁獲量の半分くらいはニシンなんだそうですね。
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/r03_h/trend/1/t1_4_1.html
図表4-2 右側
ニシンは北方の魚だということで、日本では北海道を中心として北方でしか現在は採れない状態。
https://rumoi-suisan.sakura.ne.jp/data.html
なんと明治時代のピーク時には100万トン近くだった漁獲高も、乱獲や魚群移動などで日本からニシンが離れ、昭和30年(1955年)を境に、ぜーーんぜん採れなくなっちゃったんですね。ということで、毎日の日本の食卓に乗る魚ではなくなってしまったわけです。
ところが今でもニシン製品は非常にポピュラーなのです。それは、数の子ですね。カズノコ!お正月を中心に、高級料理に数えられる数の子人気は衰えてないんじゃないでしょうか。タラコもスジコもイクラも美味いし高級だしねぇ、魚卵って旨いっすね。
というわけで、ニシンも身よりもタマゴが人気で高値で取引されていると。そんななか、こんなに美味い身欠きにしんは逆に貴重じゃないかとも思えます。ただ、乾燥した身欠きニシンは、柔らかく戻すのが面倒くさいのですわ。
そこでたまに手にするのは、「生」の身欠きニシン。油が結構出るので油ひかなくていいでしょうね。4〜5cm幅に短く切って、フライパンの上に並べます。
最初は強火であったまったら小さめの中火で、うっすら焦げるくらいにパリッとすると良いかんじ。最後にプライパンが熱いうちに再仕込み醤油でも一回しすれば、そりゃぁもう最高の魚が肴になりますよ。
韓国のクァメギ(カァメギ 과메기)に似てるかもです。
https://www.seoulnavi.com/special/5058986
昔はニシンだったのが今はサンマ。こちらも半生で、高級品イメージですね。食べ方はやっぱり葉っぱや海苔にマキマキして食べるよ、と。ウマイんす!釜山からも近い浦項が有名ですね。
※ニシンについては、本場の留萌水産物加工協同組合のwebサイトが詳しいです。ちょいとレトロなサイト、つい全部読んでしまったわ。。。
https://rumoi-suisan.sakura.ne.jp/nishin-mame.html