「透明のこわさ」(作:日だまり)
透明なものは美しさを通り越して
きっと人にこわさを与えるのだろう
透明には色がなくて無色だから
そこには何でも映し出されてしまう
ピカピカに磨かれた鏡ほど
こわいものはない
自分の鏡を磨くということは
透明に近づいていくことであり
自分の鏡を磨くほどに
孤独になっていくものだ
透明な鏡に必要なのは
深い自己理解と他者理解
透明な鏡は光も闇も映し出す
容赦なく映し出す
透明な鏡になればなるほど
愛でいなければいけない
なぜならばその鏡で
人を深く傷つけてしまうから
透明のこわさを知ること
それは愛の深さを知ることだ
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