【毒親レストラン・読者レビュー】小学校のころ、4月の健康診断が憂鬱だった。歯科検診、耳鼻科検診、眼科検診、私は毎年必ずいくつもの「受診してください」という文書を学校から貰ってきた。それを母親に見せるのがとても嫌だった。必ず怒られるから。「あんたはなんでこんな紙をもらってくるの」と。子どもの私は体を小さくしてその嵐を受け止めるしかなかった。それから半世紀が過ぎて、今の自分はその意味することを知っている。その意味を知る前に、この本を読むことが出来たら、どうだったのだろうか。多分それでもわからなかったかもしれない。そのくらい、それは難しいことだと私は思う。だからこそ、たくさんのマユミさんのために、この本が多くの人に読まれることを願っている。