横浜での2日間の耳トレイベントを終えた帰り、京都橘大学の発達教育学部にあるグランドピアノを初めて弾いた。
このピアノには物語がある。2009年12月に交通事故で亡くなった山本理恵ちゃん(当時4歳)を偲んで、ご両親が2011年に大学へ寄付した「りえちゃんぴあの」。橘祭のちびっこランドが大好きで、「来年も行こうね」と言っていた女の子の記憶が、この楽器に宿っている。
壁に貼られた理恵ちゃんの写真を見ながら、10曲以上を弾いた。「春霞」「Life」「Flow」など、命や生命力をテーマにした曲を弾くとき、このピアノは明らかに違う——音がうねり、空気が変わる。他の楽器では出ない響きがある。
生きて演奏できること自体がBeing。その気づきとともに、じわりと弾いた初日の記録。
https://www.tachibana-u.ac.jp/newspickup/2011/10/post-433.html