ノブヲさんの2年連続サイラー物語・後編。
South1は「もうこれアカンやつ」から始まります。
ニューサンピアを出てからは、明らかにペースダウン。後ろから元気な人がシュッと抜いていく。
「なんでそんな元気なん?」って言いたくなるくらい、熱でやられてる。
しかも夜になっても全然涼しくならない。
今年の彩の国は、夜も熱を逃がす気ゼロでした。
森がもりもりして、熱をぎゅうっと抱え込む。
熱気はムンムン、身体はホカホカ。脚はボロボロです。
ただ、しんどいのは、みんな同じ。
ノースで攻めた人ほど、サウスで苦しんでる。
ノブヲさんも友人や金山さんと励まし合いながら進むけど、この頃はわりかし、しょんぼりモード。
「このペースやと30時間超える」「もう無理ちゃう」みたいなネガティブなことが口から出る。
しかも竹寺以降の飯能アルプスが地獄。
去年は人と楽しく話しながら行ったから「そんなにしんどかったっけ?」やったのが、今年は「何回登って下ったらええねん」「ここ無限回廊かい」と大苦戦。
ほんま、山は元気な時と死にかけの時で顔を変えすぎです。
kinokaでは直太くんと合流。
補給取れてへんのに、やっぱり強い。ベースの差がえぐい。
「その状態でなんでそんな動けるん?」の世界。
トレーニング生活の話も含めて、直太くんは別人類の疑いがあります。
ニューサンピアに戻った時は、もうやめたい、寝たい、布団が恋しいとなるも、速報では7位。
いや、これでやめるんはちゃうやろ、と踏み直す。
そこから補給をしっかり整えて再出発!
えらいのは、しんどくても雑にならなかったこと。食べられるものを持っていく。身体を冷やす。塩を入れる。脚のケアをする。
派手さはないけど、このへんノブヲさんはほんと丁寧です。
そしてSouth2。最初はやっぱり進まない。
でも明け方になって風が吹き、標高が上がり、ちょっと涼しくなると、ようやく復活の兆し。
朝日が差して、新緑が見えて、「あれ、山ってきれいやん」って思い出す。
このへんからノブヲさん、しんどいモードから、山を楽しむモードに戻ってきます。
竹寺でうどん3杯食べて、「モーニングはシチューとパンでお願いします」と、エイドでモーニングを注文できる余裕まで復活。
終盤は鼻曲山との心理戦。鼻曲いつ来んねん問題が発生しつつ、後ろから強い人たちが来る気配にも追われる。
いよいよ桂木観音。水をかぶって、コーラを流し込んで、最後の勝負へ。
最後のロードもほぼ全力。布団が欲しいというてた人が、最後はキロ5で突っ走れるんやからすごい。
ラストは見事にストロングフィニッシュ!
この回での一番は、ノブヲさんが語ってた「身体への気遣い」かなと。
100マイルなんて身体側からしたら、聞いてないし休ませてくださいよ訴えますよ案件。
その身体にちゃんと耳を澄ませ、補給して、冷やして、ケアして、守って。
最後まで大事にして、一緒にゴールする。
無茶はさせるけど、雑にはしない。その飴と鞭を成立させる丁寧さが、最後の粘りにつながったのだと。
要するに今回の話、身体と向き合ってしっかりケアしてあげれば、人間意外と遠くまで行ける、ということですね!知らんけど。
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#野良トレランナーシンバの冒険