参考記事 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO96090870X00C26A5EP0000/ (出典:日本経済新聞)
今日の配信テーマは「ステルス増税」です。
2025年5月の日経新聞に「進む隠れ増税2兆円」という記事が出ました。税率を変えていないのに、知らないうちに年間2兆円規模の増税が起きているという内容です。
■ ステルス増税の代表:社会保険料
消費税が上がるとSNSが盛り上がりますが、日本で一番こわいのは社会保険料だとぼくはいつも言っています。毎年しれっと保険料率が上がっているのに、誰も大きく騒がない。
健康保険の制度そのものは最強です。高額療養費制度もあるし、標準治療は保険でカバーされる。だから民間の医療保険に入っている場合じゃないとも言いましたよね。でも「保険料の負担」だけはじわじわと増え続けています。
■ 今回の本題:所得税の税率区分がインフレに対応していない
日本の所得税は累進課税です。一個誤解を解いておくと、195万円を超えたからといって所得全部に高い税率がかかるわけではありません。超えた部分だけに次の税率が適用されます。「所得を抑えないといけない」と思っているなら、それは損ですよ。
問題は税率区分の数字が50年近く変わっていないことです。1974年の大卒初任給は8万円、2024年は約25万円、約3倍です。でも税率の区分は変わっていない。インフレで名目の給料が増えれば、知らない間に上の税率区分に滑り込んでいく。昔は10%だったのが今は20%になってしまうことがある。これが「ブラケット・クリープ」です。
アメリカやカナダはインフレ率に合わせて毎年税率区分を調整しています。日本はしていない。だから年間2兆円の隠れ増税が起きています。
■ じゃあどうする?
対策は3つです。①新NISAでオルカンを買う(インフレに負けない資産形成・非課税)②節税できるものはぜんぶ使う(青色申告・ふるさと納税・iDeCoなど)③ビジネスをアクティブに育てる(投資はパッシブ、ビジネスはアクティブ、ギャンブルはネガティブ)
国が変わらないなら自分で動くしかない。SNSで憂さ晴らしをしている暇があるなら、新NISAの設定を見直してください。今日が一番若い日です。
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