4、火山ができる条件を満たす場所
・発散境界の海底山脈
プレート同士が離れていきその隙間を埋めるようにアセノスフェア(流動性のあるマントル)が地下から上がってくることで、圧力が下がり(条件②)融解してマグマができる。噴出したものが海嶺軸に沿って山脈状に海底火山となる。MORB(中央海嶺玄武岩)という特徴的な玄武岩ができる。
・ホットスポットの火山
核ーマントル境界などの地球深部から高温を維持したまま上がってくる湧昇流(プルーム)により(条件①)マグマができ、プルームの先端部分で噴出し火山となる。
プルームが湧き出すホットスポットの位置は変わらなので、時間の経過とともにできた火山はプレートの進む方向に運ばれ、元の位置にまた新たな火山ができる。その繰り返しにより長い時間をかけプレート上に一列に火山が並んでいく。(例、ハワイ諸島ー天皇海山列)
・沈み込み帯にできる火山
冷たい海洋プレートが沈み込んでいく時に特定の深さまでくると温度圧力条件により含水鉱物から脱水が始まる。この流体の水や二酸化炭素が交ざり岩石の融点を下げ(条件③)温度が低くてもマグマができる。
~2つの火山列~
a.地下110km地点で緑泥石や角閃石が脱水しマグマができる→その真上に火山ができる(海溝側の火山列、那須火山帯)。
b.地下160km地点で金雲母から脱水し、マグマができる→その真上に火山ができる(背弧側の火山列、鳥海火山帯)。
110km側の火山列より海側には火山ができないので、こちら側を特に火山前線(ボルカニックフロント)と呼ぶ。