日本消化器内視鏡学会
内視鏡Q&A
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
## 内視鏡の日にちなんだQ&Aの紹介
本日は7月14日の「内視(714)鏡の日」にちなみ、日本消化器内視鏡学会が公開している「消化器内視鏡Q&A」から、一般の方が抱きやすい素朴な疑問と専門医による回答を3つピックアップして解説する。
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## ピックアップされた3つの疑問と解説
### 1. 胃がん検診はバリウムと胃カメラのどちらが良いか?
結論として、**内視鏡検査(胃カメラ)の方が優れている点が多い**。バリウム検査(胃透視検査)は胃の全体像を捉えやすいメリットがあるものの、内視鏡検査は微細な病変の発見に優れており、異常が見つかった際にその場で組織を採取する「生検」ができる強みがある。
身体への負担については、バリウム検査には放射線被曝や検査後の便秘のリスクがある。一方、胃カメラには特有の咽頭違和感があるが、現在は鼻から挿入する「経鼻内視鏡」や、麻酔で眠った状態で受ける「鎮静下検査」などの選択肢もある。いずれの方法であっても、最も重要なのは定期的に検診を受けることである。
### 2. 胃痛や胃もたれの原因は胃カメラで分かるか?
胃カメラを行えば必ず原因が見つかるわけではない。実際に検査を行っても「内視鏡の異常所見がないことの方が多い」のが現実である。
このように、胃や腸の動きの機能的な問題によって症状が出ている状態を「機能性ディスペプシア(FD)」と呼ぶ。胃カメラで胃潰瘍や胃がんなどの器質的疾患がないと確認されること自体が、この機能性ディスペプシアの正確な診断につながるため、検査で「異常なし」と言われても病気ではないと軽視せず、機能的な問題として捉えることが大切である。
### 3. 便潜血検査で1回だけ陽性になった場合、大腸カメラは必要か?
結論として、**1回でも陽性が出た場合は必ず大腸内視鏡検査を受けるべき**である。
便潜血が陽性になる原因の多くは痔などのがん以外の病気であり、実際に大腸がんが見つかる割合は約1%に過ぎない。しかし、放置するとがん化する恐れのある「高リスクポリープ」などが隠れているケースを考慮すると、100人に1人が早期大腸がん、50人に1人が前がん病変というデータもある。がんの早期発見や、がん化する前のポリープを早期に切除(芽を摘む)するためにも、精密検査をためらわないことが重要である。
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## まとめ
今回は3つの疑問を紹介したが、紹介した学会のサイトには他にも多くの有益な専門医の解説が掲載されている。自身の健康を守るために、ぜひ定期的な検査を検討してほしい。