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第7回 常に愉しく

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みなさん、こんにちは!えほんにわのゆうたです! 僕の好きな言葉は、「常に愉しく」です。 「たのしく」と言っても、楽勝の「楽」ではありません。りっしんべんに「愉快」の「愉」と書く、「愉しく」です。 実はこの言葉、ある意外な場所に書かれていた言葉なんです。それがどこなのかは、少しあとでお話しさせてください。 僕は大学進学を機に、地方から上京してきました。心機一転、いろいろなことに挑戦しようという気概に満ちあふれていました。実際、たくさんのことを始めました。 でも、なぜでしょうか。いろいろなことをやっているのに、何か満たされない感覚がずっと続いていたんです。 そして気づいたことがあります。やりたくて始めたはずのことが、時間が経つにつれて、いつの間にか「やらなければいけないこと」に変わっていたんです。自分で選んだはずのものに、自分が縛られて、苦しめられている。そんな状態でした。 その虚無感や、縛られている感覚がどんどん大きくなって、僕は、自分の人生について、自分の軸って何なんだろうということについて、本気で悩むようになりました。 そんなある日のことです。突然、頭の中にひとつの言葉が想い起こされてきました。 それが、「常に愉しく」でした。 そしてこの言葉は——僕の母校、中学校の校歌の一節だったんです。中学生の頃は、正直、何とも思わずに歌っていました。それが10年近く経った今、悩みのどん底で、ふっと蘇ってきた。 その瞬間、悟ったんです。自分に足りなかったのは、楽しいことの数じゃない。「人生を愉しむ力」だったんだ、と。 「楽しい」の「楽」は、外から与えられる楽しさ。でも「愉しい」の「愉」には、心を表す「りっしんべん」がついています。愉しさは、自分の心が生み出すもの。僕は挑戦の数ばかり増やして、外から楽しさをかき集めようとしていただけで、目の前のことを自分の心で愉しむということを、していなかったんです。 ここで、少しだけ打ち明けさせてください。 この校歌を歌っていた中学時代、僕は周りとうまく合わず、学校に行けない時期もありました。正直、あまりいい思い出のない中学時代でした。 でも、その場所で歌っていた言葉が、10年経って、悩んでいた僕を救ってくれた。それに気づいたとき、ああ、あの中学校に通ったことにも、ちゃんと意味があったんだなと、初めて思えたんです。 「常に」なんて、大げさかもしれません。愉しめない日だって、もちろんあります。それでも、どんな状況からでも愉しさを見つけにいく、その心構えだけは常に持っていたい。そして、過去の意味も、愉しみ方と同じように、あとから自分で見出していけるものなのかもしれません。 みなさんは最近、何かを心から「愉しんだ」瞬間はありましたか? 僕の好きな言葉、「常に愉しく」でした。
7月17日
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