尿路結石症診療ガイドライン
https://www.urol.or.jp/lib/files/other/guideline/46_urolithiasis_2023.pdf
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
### 尿路結石症とは
尿の通り道(腎臓、尿管、膀胱など)に石ができる病気。一般に腎臓内科の病気と思われがちだが、本来は**泌尿器科**の領域である。
### 主な症状
* **激痛・腰痛:** 突然生じる強い脇腹や腰の痛み(大動脈解離などの激痛との鑑別が重要)。
* **部位の移動:** 結石が移動するにつれて、痛みが下腹部へ移ることがある。
* **血尿:** 結石が尿管の壁などを傷つけることで発生。
* **消化器症状:** 腎臓や尿路の炎症により、吐き気や実際に嘔吐を伴う場合がある。
### 診断方法
* **超音波(エコー)検査:** 簡便で被曝がない。結石そのものの特定は難しい場合もあるが、尿の停滞による「水腎症」の確認に有用。
* **CT検査:** 確定診断に最も有効。結石の正確な位置、大きさ、併発疾患の有無を一目瞭然に把握できる(静脈の切開化である「静脈石」との見分けが必要)。
### 治療方針
* **5mm未満:** 自然排石が期待できるため、鎮痛剤を使用しながら経過観察を行う。
* **5〜10mm / 10mm(1cm)以上:** 自然排出が困難なため積極的な治療が必要。
* **体外衝撃波結石破砕術(ESWL):** 衝撃波を外から当てて石を細かく砕く手法。
* **内視鏡的治療:** カメラを挿入して直接石を破壊・除去する手法。
### 重症合併症:閉塞性腎盂腎炎
結石によって尿流が滞り、そこに細菌が繁殖して生じる複雑性腎盂腎炎。
* **危険性:** 進行すると全身に感染が広がる「敗血症(ショック状態)」を引き起こし、生命に関わる恐れがある。
* **警戒すべき症状:** 強い痛みに加え、**発熱、寒気(悪寒)、ぐったりする**などの症状が出た場合は、直ちに医療機関を受診する必要がある。
* **治療:** 抗菌薬の投与に加え、一瞬的に尿管ステントを留置するなど尿路の開通(ドレナージ)を図る。
### 再発予防
* **水分補給:** 十分な水分を摂取することが最も重要。
* **バランスの良い食事:** 食生活の改善。
* **カルシウムの摂取:** 「カルシウムをとると結石ができる」と控えがちだが、適度な摂取はむしろ予防につながるため減らす必要はない。
* **成分分析:** 排出された結石の成分を分析することで、個別化した予防策を立てることが可能。