タイトル…「縁」
作者…仁覚
出会い、そして縁。
それは、誰もが避けては通れないもの。
人と出会えば、いつか別れがある。
別れがあるからこそ、また新しい縁が巡ってくる。
良い出会いもあれば、
悪い縁だと感じることもある。
けれど、その「良い」「悪い」というものさえ、
その人自身の都合や考え、想い、
そして、その時々の心によって、
少しずつ形を変え、色を変えていく。
だから、縁から逃げてもいい。
避けてもいい。
遠くへ行ってもいい。
けれど、どこへ行ったとしても、
そこにはまた、別の縁が生まれる。
人だけじゃない。
生き物も、場所も、時間も、景色も、自然も。
そして、物さえも。
この世に存在するものは、
すべて何らかの縁によって繋がっている。
そう考えると、縁というものは、
自分の思い通りにするものではなく、
抗うものでもなく、
まして、善か悪かと簡単に決めつけるものでも
ないのかもしれない。
その時、その場所、その瞬間に生まれた縁を、
ただ縁として受け止める。
それだけで、いいのかもしれない。
今ここにあるもの。
今、目の前にいる人。
今、この瞬間に起きていること。
それらすべてが、
長い時間の中で巡り合った
ひとつの縁なのだとしたら。
もしかすると、その縁こそが、
今の自分に必要なのかもしれない。
縁とは、不思議なものですね。
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