岐阜県神岡の地下1000メートルに眠る、3000トンの水槽・カミオカンデ。本来は別の目的で作られたこの装置は、1987年1月、太陽ニュートリノを観測できるよう改造を終えたばかりだった。その直後、地球から16万光年離れた大マゼラン雲で超新星爆発が発生。わずか13秒間に11個のニュートリノを捉えたこの観測が、小柴昌俊博士のノーベル物理学賞受賞につながる。改造完了のタイミング、爆発までの距離、そして観測技術――3つの偶然が重なった、人類初の超新星ニュートリノ観測の物語。
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