視聴者からの質問:J-REITとオルカンの比較・見直しについて
相談内容
15年ほど前に銀行ですすめられ、よく分からないまま購入した「J-REITリサーチ・オープン(毎月決算型)」を今さら調べてみたところ、手数料が高く基準価格も下がっていることに気づいた。
現在は新NISAでオルカンを積み立てているが、不動産投資(J-REIT)も良いと聞いて持ち続けている。「売り切ってオルカン購入に充てたほうが良いか」というお悩み。
2. 資産形成における「分散投資」とアセットの考え方
資産形成期における考え方
資産形成期はできるだけ短期間に爆発的に資産を増やすことが重要というスタンスをとっており、基本的には資産をあまり細かく分散させないほうが良いと考えている。
オルカンをベースにしつつも、ポートフォリオ全体をどう組むべきかという視点が大切。
3. 該当商品(J-REITリサーチ・オープン)の検証
コストとパフォーマンスの課題
信託報酬等の手数料が約3.20%と非常に高い。
設定来の標準偏差(年率)は16.35%とあるが、毎月分配金(再投資せず使っている場合)を考慮すると、分配金を出すことで実際のトータルリターンが目減りしている可能性が高い。
アクティブな個別ファンドや高コストな毎月分配型は、長期の資産形成において足かせになりやすい。
4. 今後の投資戦略・方針のアドバイス
オルカンや低コストのREITインデックスへの切り替え
もし不動産(リート)の組み入れにこだわる場合でも、個別商品ではなく、信託報酬が極めて低い(例: 0.21%程度)「東証REIT指数」などの代表的なインデックスETFを活用するのが賢明。
すでに15年保有して含み損がなければ、思い切って売却し、オルカン(全世界株式)など低コストなインデックスファンドに一本化して資産をスリム化するほうが効率的である。