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察する文化と心の栄養。日本人の認知様式と自己決定理論

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ヒトの心を理解するための協業の重要性 ・脳をはじめとする 身体の状態で説明する企てには、 二つの科学領域が関与する。 ① 認知科学…個人や集団など巨視的階層を対象として心のソフトウェアを解析 ② 神経科学…生物学的脳の分子・細胞・神経回 路など微視的階層から着手して心 のハードウェアを解析 ・近年、各構成分野で蓄積しつつある膨大な知見・情報科学的 統合・無侵襲性の脳活動測定方法 の進歩等により両領域の隔たりは縮小してきており、ヒトの認知能力が物質的・生理的に解明される可能性が 具体的なものとなってきた。 ・両領域での知見を効率よく集積・貯蔵・活用する体制を 整備する事、無侵襲性の脳活動 測定実験などから有効な知識を産生できるように、心理学や医 学、情報科学など関連分野の協 同の基盤整備をすることが重要。 2.メタ認知がある社会 ・科学研究は、有意義だと考えられる問題に注目し、その 問題を解決するための具体的方法を既に持っているかあるいは入手可能か展望して目標設定し、自己 検証しながら作業を遂行し、実証 して理論形成する作業。 ・メタ認知に欠ける社会では、研究者は、自分の研究の意義を説 明できず、採択可能で最も効率的 な方法を探して選ぶ事が出来ず、 特定の知識を異なった状況下で活 用することが不得手、という徴候を示す。 3.日本人に求められること ・自らの思考過程がどの様なものか意識的に知り制御する習慣を身に付ける必要がある。 ・認知科学によると、ヒトの思考様式は、かつて西洋人が考 えたように「合理・論理的で自己 の意思によって意識的に行われる だけ」のものでは無い事が示されている ・世界で将来求められることは、曖昧で状況依 存的な事象にも対応可能で、ヒトの感情や必要性を考慮した社会組 織やもの造りである。 ・日本人は、 物事の定式化を避け、保留や柔軟 な行動修正をもって対応してき た。発話言語だけでなく仕草・表 情・間も情報として活用する日本 人の伝統的な意思疎通様式は、相 手の感情の機微を汲み取る高度 な認知様式である。 ・日本人は他者 の気持ちを察することを尊重して きたからこそ、受け手の必要とす る事を予測して用意し、供給する 事が可能であった。 ・日本人 の色や形 に関する細やかさや手先の器用さ は、卓越した認知様式の表れである。・日本人は足下を見つめれば、新しい社会組織の創 出やもの造りのための豊かな知的 資源が存在しているのであり、伝 統的な認知過程を解明して活用しないのは、多大な損失である。 石井(2004)心の科学としての認知科学,科学技術動向 2004年7月号 #心理学 #夜ふかしダイアリー #認知科学 #自己決定理論 #エドワードデシ #メタ認知
3日前
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