【くらげ物語①】
きらきらと輝く水の泡が宝石のように輝くそんな世界が私の世界。私はちょっと変わった存在。くらげ族の中でも異質の存在。何故かというとくらげ族の中で唯一のトリトン様の加護を受け、もう生まれてから200年という月日が経っている。本来くらげ族というのは同種でのみ結ばれ子孫を残す。だが、私の両親は父がベニクラゲ。そして母がミズクラゲという異種混合によって生まれたのが私だ。本来は異種混合の個体は生まれることがないらしい。そもそも、くらげ族は言葉とかそういうものもを理解しない。触手で意思疎通をする種族らしい。そんな中、私の両親は言葉を理解することが出来たらしい。父は死ぬという概念が存在しない細胞が老化したら細胞が新しく生まれ老化した細胞に代わるを繰り返すため死ぬ事がない。逆に母のミズクラゲという種族は寿命がある。そんな違う種族が言葉を交わし恋に落ちた。その結果的に生まれたのが私だ。生まれてすぐに母は寿命が尽きたらしい。父は母が寿命が尽きたときのショックで細胞を作れなくなってしまったそうだ。そんな哀れな海の子どもにトリトン様は祝福をくださったらしい。くらげ族とは離れて父とトリトン様が住まう深海の城で育った。
父は、私を心から愛してくれた。言葉の意味……歌の楽しみ。そして何より知る楽しみを教えてくれた。部屋にはたくさんの書物そして、部屋の本棚には隠し扉があった。大きくて古い魔導書が置いてあった。普段は気にならないのに生まれてちょうど100年が過ぎたころに魔導書が光って見えた。不思議に思って、そうっと手に取ると本棚が動いて地下に続く階段が現れた。
「こんなところに、階段?なんで?」
好奇心に惹かれてそっと地下に続く階段を進んだ。薄暗い階段を下ると広い空間があってそこは、まるで満ちゆくは天の水瓶をひっくり返した様に青白い光が溢れていた。とても不思議なものキラキラとした光の粒が降り注ぐ大きな大きな泉があった。そっと近づくと泉の中から青白い光が輝いていた。泉の奥底に光る粒が眠るのが見え掴もうとしたら泉に落ちてしまった。いつも感じている海とは違う。まるで何か神聖なものを纏ったような不思議な水だった。その泉から見た光の粒はどんな宝石より輝いていた。泉の中にあると思った光は大きな大きな月の光が映し出されたものであった。
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※AIで自分で画像は作成して