第56回目はカルロ・ロベッリの時間は存在しないをお届け致します。自分が感覚として理解している時間というものが、実は全く違ったものである事を教えてくれる書籍です。冒頭で読書術について語りましたが、自分の置かれている文脈での領域と全く遠い領域の映画や書籍を読むことで、改めて自分と向き合う事、向き改めて直しみたいな事が起こると思っています。
1_読書の連関性とは?
ループ量子重力理論を提唱するカルロ・ロベッリの書籍ですが、書かれているタッチは読みやすいんですが、物理学の内容自体は馴染みのない分野だけあってハードな部分もありますね。ただ今の文脈で書籍を読んだ時に気になる箇所や他の書籍との連関性を想起した時には付箋に感じ取った事を書いてみて後から見返す様にしています。数年後見返した時にその時引っ掛かった箇所や洞察を見返す事でらまた新たな示唆を得る事ができます。
2_科学を学ぶ事の意味とは?
カルロ・ロベッリは時間が存在しないと言っていて、マルクス・ガブリエルは世界は存在しないと言っています。科学を学ぶの言葉世界という書物の読み方を勉強することに繋がりますし、ロベッリも自分の眼に映る世界だけが世界はではないと言っていますよね。これはつまり、生に意味を与える輝かしい営みとも言えるし、改めて勉強することで無数の贈与を感じ取る事が出来ます。
3_時間の流れとは?
我々は時間は過去から未来へ流れて行くものだし、場所が変わろうと流れる速度は一定だと感じています。
二人の人が山地と平原に分かれて暮らしていたと言う例があります。数年後、二人が再開した時の事ですが、平原に暮らしていた人の方が時間の流れが山地に比べてゆっくりであった為に見た目でも平原に暮らしていた人の方が若々しかったという話です。場所によって時間の速度が変わらないと言うパラダイムに揺さぶりを掛けられました。
#ループ量子重力理論