子供に決めさせる効果は絶大です。
2012年に6年生を担任した時の実践です。
この6年生児童は、中学年の頃にさまざまな問題事案も起こっていました。
その都度、先生から怒られていたからかもしれません。
児童達の自己肯定感が低いことは数値から明らかでした。
三人の6年生の担任で話し合った結果、
次の2 点を子どもたちに実感させようとした。
・信じてくれていると実感をもたせること
・やればできるという自信をもたせること
自分のことを決して見捨てないで可能性を信じてくれる人がいてこそ、自己肯定感は育まれると考えたからです。
また、自分が無理だと思っていた課題を乗り越えたとき「私はやれば できるんだ !」という強い自信と誇りが生まれると考えたのです。
そこで「自分で決めた」「自分で乗り越えた」という体験を積ませることに全力で取組ことに。
具体的には、次のことを実践した。
・子どもを信じる。裏切られても信じる。
・子どもが真剣に考えたことはやらせてみる。
・成功を確認して褒める。
・皆で認め合う。
・十分な時間と場所をあたえて「やることを話し合わせた。
・子どもが決めたことは、最後までやりとげさせた。
・学年や学級通信で保護者に子どものがんばりを伝えた。
その結果、子ども達はすごいことを成し遂げたのです。
○第63回読売教育賞(読売新聞社ホームページより)
https://info.yomiuri.co.jp/contest/uploads/file/63-YomiuriKyouikushou-RONBUN.pdf #教育