結膜炎は、白目(しろめ)とまぶたの裏側を覆っている半透明な膜(結膜)が、赤く充血して炎症を起す病気です。感染で起こる細菌性結膜炎、ウィルス性結膜炎、アレルギーで起こるアレルギー性結膜炎などさまざまな種類があります。
②ウィルス性結膜炎
アデノウィルス、エンテロウィルスなどのウィルス感染で起こり、さまざまな種類の結膜炎があります。
1)流行性角結膜炎(はやり目)
症状
感染してから1~2週間おくれて症状があらわれます。 突然、目に何か入っているかのようにコロコロしたり、充血、まぶたの腫れ、たくさんの目やにや涙が出ます。10日ほどしてから角膜に炎症が起こり、目がかすむこともあります。
原因
アデノウィルス8型の感染で起こります。
治療
治るのに2~3週間かかります。角膜炎が起こった場合は、数ヵ月にわたってその痕が残ることがありますので、十分に治るまで眼科検診を受けて下さい。
感染の恐れ
伝染力が非常に強いので注意が必要です。