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お題「あなた特製カレーの隠し味」で書いたカエデの冒険

おききくださりありがとうございます😊 こちらはモノカキが自分で書いたものを読んでいるチャンネルです。 平日毎日更新しています。 シリーズものですが1話完結なので、いつでもどこからでもおききいただけます😊 どうぞよろしくお願いします! monogatary.com に投稿しています。 monogataryではほぼ毎日お題が更新され それにそって書きます。 いつのお題でも投稿できます。 🌟お題「あなた特製カレーの隠し味」で書いた  カエデの冒険〜隠すものがわからない〜 登場人物 ある運送会社の事務員  カエデ カエデの子ども     杏(きょう)と拓 カエデの夫       カイ カイの母        トミ 杏の妻で事務員     みちよ 社員食堂の今日のメニューはカレーだった。 食堂には日替わり定食しかなく セルフうどん店のようなスタイル。 水曜日は食堂スタッフは休みで 近所の商店街の飲食店が厨房で自慢の腕を振るっていた。 一応、毎月メニュー表はあるが、ここに食べに来る者たちは、そんなものを見ず、今日は何かと楽しみにしていた 今日は深海(フカミ)カフェの『特製フカミカレー』だった カエデの前に並ぶ男性スタッフたちが手にしているのは 大皿に高々と盛られたご飯。 その上にかけられたカレーが皿から溢れそうでギリギリ収まっている。 まるで火山から溶岩が流れ出たように見える。 「カエデさんはどうします?」 「小で。」 事務所スタッフは交代で食事をとる。 カエデは日の当たらないカウンター席に座るとカレーを食べ始めた。 「カレーが食べたいと思ったら、カレーが出てくるなんて不思議。」 (今日のメニューはカレーです。) 今では子どもたちも家を出て食卓も静かになった。 子どもたちが小さかった頃を思い出す 「今日はいつもと違って夏野菜カレーを作ろうか!」 「いや、普通のでいいよ。」 「オレも定番がいいよ。」 「母さんは肉じゃがとか定番を作ってくれたらいいよ。冒険しないで。」 家事が得意ではないカエデは家族から期待されていない気がしていた 働いているカエデに代わって、夫の母・トミが台所に立っていた。 トミの作るご飯はどれもみな美味しかった。 家族も同然のスタッフたちの食事や 暑い夏には冷たい麦茶も大量に作っていた。 汗だくのカエデと違って、トミはいつも涼しそうな顔をしていた。 「今日はリゾット作ってみようかな!」 「どうしたの急に?」 「何もないけど。」 「母さんは冒険しなくていいよ。オレらは定番が好きなんだよ。」 「そうだよ。定番が1番美味しいんだよ。ねぇ、ばーちゃん、オレ夜カルボナーラ食べたい!」 「カルボナーラねぇ。家でできるかしら?」 「できる。できる。ばーちゃんならできるよ!」 カエデは余計なことまで思い出してしまい 腹を立てながら事務所に戻ってきた。 「みっちゃん、私ちょっと冒険に行って来る!」 「行ってらっしゃい」 数分後 カエデの夫・カイが事務所に入って来た 「あれ?カエデは?」 「冒険に出かけましたよ。」 「冒険⁉︎ どこへ?」 「たぶん、お昼寝だと思いますけど。時間には戻ってくると思いますよ。何かご用でしたら私が代わりに。」 「目を閉じたら冒険に出られるなんて、羨ましいねぇ。あ、いいよ。別に大した用じゃないから。」 そもそもカエデには隠し味の発想は無かった。 (2022年8月23日投稿) #朗読 #モノガタリードットコム #ラジオドラマ #日常 #みどり
2022年8月24日
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