40代は、自分がある程度、進みたい方向やできることなど、自分についてわかっていることも多いですよね。
一方で、自分でつくりあげてきたものの中に、違和感を感じたり、ちょっと方向を変えてみたり、手放してみたくなったり。
40代とは、より、「自分と共に生きる」ということを大切にしたくなる年かもしれません。
自分と共に生きるとは、いまの自分にフィットする生き方を、他でもない自分と相談しながら、無理なく、それでも、心地よく、実り豊かに生きていくこと。
周りや世間や、これまで自分が無意識にためこんできたものを、じっくり見つめてみると、
いまの自分にもう合わなくなっているものって、
意外とたくさんあるものです。
私たち夫婦は、それぞれ海外で働きながら(中国、タイ、アイルランド、ドイツ)に暮らし、
そのとき、そのとき、新しい世界へ、自分が静かにワクワクしたり、なんとなく楽しそうだと感じる方に舵をきってきました。
でも、その道中で、でてきたのは楽しいこと半分だとするなら、不本意な結果だったり、はたまた、自分の内側にある古い観念、ドロドロしたもの、嫌いな自分など、
たくさんの「見たくはなかった」自分の側面と向き合わざる得ない痛みがもう半分だったように思います。
きっと新しい扉なんて、開かなければ、こんな思いをすることなんて、なかっただろうけど、
もうすこし高い視点で見てみるならば、それは、
私たちの奥深くに宿る、いのちが経験し、大切なことに気づくために必要なプロセスなのかもしれません。
新しい一歩と、ともに、新しい世界の扉が開かれ、
そこに伴う結果を受けとめ、痛みの、ほんとうの姿をじっと、見つめられたとき、
私たちは、それぞれの人生で、ずっとほしかった安心という、安らかな気持ちや、人生を創造していく楽しさに、出会っていき、ほんとうの自由なるものを手にしてゆくように思います。
■chika
東証一部上場企業の営業職を経て、タイとドイツの航空会社にて働いたのち、2017年に日本へ帰国。北海道に在住。 来年、タイとの二拠点生活を計画中。
■masamichi
四川川省公認の四川料理の専門家、麻辣連盟総裁、時色株式会社代表兼デザイナー。2002~2006年まで四川省に滞在、四川料理に魅了される。累計24.5万人を動員した四川フェス主催。