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ひこうき雲〜杏とユウキ〜①

おききくださりありがとうございます😊 こちらはモノカキが自分で書いたものを読んでいるチャンネルです。平日毎日更新しています。 どうぞよろしくお願いします😊 モノガタリードットコムに投稿しています。 https://monogatary.com/mypage/post/story ✈️YouTubeにもいます✈️ 群鳥安民さんの創作音声化チャンネルで朗読されています。「サーシャのひとりごと」 https://www.youtube.com/watch?v=ImX1DvUbmwc 🌟お題「二人組」で書いた   ひこうき雲〜杏とユウキ〜  第1章 エンドウと二人組  1/5 (2022年3月1日投稿) 🌟ストーリー 「母ちゃん、見ろよ。あの二人組テレビ出てるよ。」 エンドウは家でテレビを見ていた。 “あの二人組”とは小学校の同級生だった 杏(きょう)とユウキのことである。 エンドウの母はエプロンで手を拭きながら テレビの前に来た。 「あの悪ガキがちゃんと“です”“ます”調で  喋ってるじゃないの。」 フフフとエンドウの母は笑った。 テレビで流れていたのは生放送の音楽番組だった。 テレビ画面の中には 向かいの家に住んでいた友の姿があった。 「ユウキがドロボウだ!って言われた時のこと  覚えてる?」 テレビを見ながらふとエンドウの母が言った。 「よく覚えてるよ。」 「ユウキが人のモノ盗むわけないじゃないの。  あれは差別よね。」 「何言ってんだよ。母ちゃんだって  杏と遊ぶな、って言ってただろ?」 「さぁ⁉︎そんなことあった?よく覚えてるわね。  小さい頃ほんの少しの間だけだったでしょ?  うちのお向かいにいたのは。」 「忘れないよ。アイツら今も連んでんだな。」 エンドウが小学生高学年の頃 向かいの空家に引越してきた家族がいた。 家の改築中の間、数ヶ月間だけ住んでいた。 そこは、狭い路地の住宅街だったので 近所の話し声もよく聞こえていた。 近所の住人はお互い様と助け合って暮らしていた。 エンドウは、引越してきた家族の息子・杏と 同じクラスだったので 登下校を一緒にするようになり仲良くなった。 杏は大人たちからずっと悪ガキと呼ばれていた。 子ども心にエンドウは杏のことを そんなに悪い子ではないと思っていた。 意地悪をするわけでもなく ただちょっと体格がよくコワモテで 声も大きくてよく通り、言葉づかいが悪いだけだった。 誰とでも仲良くなれる杏のことを エンドウは羨ましかった。 杏といつも一緒にいたのがユウキだった。 杏とユウキは違うタイプだったので どうしてふたりがいつも連んでいるのか エンドウにはわからなかった。 ユウキは母子家庭で 母が仕事で忙しく留守がちなので 杏の父母が親代わりをしている と近所のおばちゃんたちが言っているのを エンドウは聞いた。 杏の両親も 仕事で帰りが遅くなることもあったが 祖母がいつも家に居て よく晩ごはんをみんなで食べるのが エンドウの楽しみでもあった。 〜つづく〜 #朗読 #ラジオドラマ #日常 #みどり #ひこうき雲
2022年10月5日
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