「できるだけ薬物に頼らず痒みを制御することはできないのか?」って毎日自問自答してました。何が不要で、何が必要か?
皮膚科医が100人いれば100通りの思いがあるはずですが、自分なりの答えにたどり着くために自問自答をし続けた結果、東京動物アレルギーセンターの”羅針盤”は皮膚科疾患の中でも特に多く遭遇するアレルギー性皮膚疾患に照準を絞り、錨をあげ、ブレずに面舵いっぱい切りました。さらに、その延長線上にあるヒトのアトピー性皮膚炎の治療に獣医師として貢献できるよう自分の人生の可消化時間を捧げたいと思います。
当センターの役割は
「犬と猫のアレルギー性皮膚疾患に対して対症療法ではなく、根治療法に挑戦し脱医薬療法を目指すこと」
犬や猫のアレルギー性皮膚炎に対してできるだけ薬物に頼らず痒みを制御することに挑戦しています。
瞬時に痒みをチャラにしてくれる免疫抑制剤は、まさに人類を救うサンダーバード(国際救助隊)か、はたまたウルトラマン(地球防衛軍)のような必要な貴重な存在である一方、できるだけ薬物を使いたくないという飼い主さんが一定数存在することは事実。
我流追及、一点突破でこの「脱医薬療法」と言う壁を乗り越えたいシンプルな強い想いは1ミリもブレることなくずっと変わらず自分の中にあります。
アレルギーで苦しむ動物たちに対して何か打っ手はないのか?
と彷徨っている飼い主さん達に対して役に立ちたい。
この想いがアレルギーで痒がる世界中のワンちゃんと猫ちゃんに届きますように…
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診察室では話しきれない”ヒトとペットの健康に関わるイケてる研究論文”を独断と偏見でピックアップしておじいちゃんでも理解できる言葉でわかりやすく噛み砕いて、高速道路サービスエリアに設置されているコーヒー自販機の「コーヒールンバ」の曲が終わるくらい時間でも読めるくらいにギュッとコンパクトにまとめて無料メルマガで届けています。 https://tsuku2.jp/taac
文責
川野浩志(獣医学博士)
日本獣医皮膚科学会 認定医
藤田医科大学医学部 消化器内科学講座 客員講師
・東京動物アレルギーセンター
・九州動物アレルギーセンター
・福岡動物アレルギーセンター
・名古屋動物アレルギーセンター