「た」の神様からのメッセージ 春の日に
ためた力をふりしぼって
た
地を蹴った
やむにやまれぬ
火のようなあこがれ
大きな波に身をまかせて
た
ぶわっと
着地したとき
世界がかわった
目を閉じて
頭を眠らせて
身体の声に従う
た
おそらく
天使に両脇をかかえられた
迫り来る火と水
かみの勢いに従った
そうやって
いくつもいくつも跳んできた
背中にも腕にも
ずっしり荷物がくいこんできて
跳び幅が縮んでいく
た
か小さくなっていく
けれども
緑が萌えでる朝には
また跳びたくなる
た
地面を足裏で蹴って
舌を上あごで弾いて
た
春に触りたい
あなたと会いなおす
初めてのように
言葉を選びあう
た
いつも
いつまでも
驚きたい
願いをむすびたい
声っていいなぁと思います。
いろいろな方の声に、最近癒されています。
朗読フリーです。
お読みいただけましたら、とても嬉しいです。
#火と水 #天使 #春の日に #地面 す