「ジグソーパズル」(作:日だまり)
もしもこの世界が一枚の大きなジグソーパズル
だとしたら
どんな絵になるのだろう?
私はジグソーパズルのピースの一つ
私のまわりには、私のかたちにぴったりと合った
別のピースたちが取り囲むように存在している
でも本物のジグソーパズルとは違うところが
一つだけある
そこがこの世界の面白いところ
それは、それぞれのピースがころころと
かたちや場所を変えるところ
かたちや場所が変わるから、絵の模様も変わる
まるで七変化するように
自分のかたちが変わると、なんか収まりが悪くなって
はみ出してしまう
自分のかたちは変わっていなくても、周囲のピースが
かたちを変えてしまったら、やっぱり収まりが悪くて
はみ出してしまう
居心地よく、収まるべきところに収まる方法は2つある
それは、かたちを変えることと移動すること
かたちを変える場合
移動する場合
かたちを変えながら移動する場合
色々試行錯誤するところにこのパズルの面白さがある
本物のパズルと違うところは、かたちも場合も自由だということ
自分で決められる
もし今自分のまわりに空きスペースがあっても心配いらない
あなたがあなたのかたちでいれば、そのうちにあなたのかたちにぴったりなピースがどこからともなく現れる
そしてふと気がついたら隣りにいて、あなたはきっと素敵な絵の一部になっている
🌱数ヶ月前に書いた詩ですが、月曜日の「開き直りが
生む多極化」に関連する内容だったので今回選びまし
た。
🌱朗読フリー作品です。
朗読の際は以下2つのタグづけをお願いします😊
#ピアノとおしゃべり♪
#日だまり朗読
🌱自作の詩はこちらのブログで公開しています。
「日だまりの詩」
https://side-by-side-era.hateblo.jp/