名古屋のからくり人形で上演される歌舞伎演目「白波五人男」の名台詞をヒアリングして書き取っています。不明な箇所は(アルファベット)で示しています。わかった方はコメントまたはレターで教えてください。数字タップでジャンプします。
02:55 日本駄右衛門(七代目 松本幸四郎)
04:17 弁天菊之助(十五代目 市村羽左衛門)
05:17 忠信利平(六代目 尾上梅幸)
06:21 赤星十三(十五代目 市村家橘)
07:42 南郷力丸(十三代目 守田勘彌)
02:55 日本駄右衛門のセリフ
問われて名乗るも おこがましいが
生まれは遠州浜松あり 十四の歳から親に放られ
身のなりわいは白波の 刻を超えたる夜働き
盗みはすれど非道せず 人に情けは掛川から
金谷をかけて宿々で 義賊と(A)
(B) (C)
もはや四十に人間の 運命はわずか五十年
(D)に隠れの無え 義賊の頭領?
日本だーゆーうー!
04:17 弁天小僧菊之助のセリフ
さてその次は江の島の (E)
普段着慣れたうりざね柄を (F)に由比ガ浜
打ち込む波にしっぽりと 女に化けてつつもたせ
油断のならねえ小娘の (G)に身の破れ
悪い浮名も立つのくち 土の牢へも二度三度
だんだん通る鳥居かず 八幡様の氏子にて
鎌倉武士の肩書を 島に育ってその名さえ
弁天小僧 きくのーすけー!
05:17 忠信利平のセリフ
続いて後に控えしは 月の武蔵の江戸育ち
ガキの折から手癖が悪く (F盗め身から溢れ出して)
旅を稼ぎに西国を 廻って(H修行)の吉野山
間歩な仕事も大峰に 足を止めたる奈良の京
碁打ちと言って寺々や 豪家へ入りこみ盗んだり
金が身丈の罪科は (Jケノケノ)の搭の二重三重
重なる悪事に高飛び無し (K旗を隠せし)
汚名前語りの 忠信りへー!
06:21 赤星十三のセリフ
またその次に連なるは 以前は武家の忠小姓
(故障?L)が為に切り取りも 鈍きやいばの腰越や
砥上ヶ原に身のさびを 砥ぎ直しても抜けからず
盗み心の(M) 柳のみやこ約七郷
花水橋の切り取りから (N)
忍ぶ姿も人の眼に 月影が休み(O)
今日ぞ(P)の明け方に 消ゆる間近き星月夜
その名も赤星 じゅーっざぶろー!
07:42 南郷力丸のセリフ
さて、どんじりに控えたは 潮風荒き冬海の
隣の松の間借りなり 人と成ったる浜育ち
仁義の道も白河の 夜船に乗り込む船盗人
浪にきらめく稲妻の 白刃で脅す人殺し
背負って立たれぬ罪科は その身に重き虎ヶ石
悪事千里と言うからは (Q)
(R) しかし哀れは身に知らず
念仏嫌えの 南郷りきまーる!
このエピソードは動画でもご覧になれます。
https://youtu.be/uFiMlEcqiwI
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