地球の大気の熱を運ぶメカニズムを学びました。
・ハドレー循環(1段目の渦)
赤道付近は気温が高いため上昇気流が起こり雲をつくり、雨を降らす(赤道低圧帯)
その時、上昇気流によって北や南から赤道に集められた風は、地球の自転により東風になる→貿易風
赤道付近で昇った空気は、南北に広がっていき、北緯南緯20°~30°あたりで下降する。乾燥をもたらし砂漠ができる(高圧帯)
・偏西風による循環(2段目の渦)
日本付近で吹く偏西風は、まっすぐな西風ではなく、南側や北側へ蛇行しながら進む。
・極循環(3段目の渦)
極付近は寒いので空気が下降する作用により、高緯度と極の間でもハドレー循環のような循環が起こっている。
このように、地球の空気が掻き回されることにより、生き物が過ごせる気温を保ち、また天気や季節に影響を与えている。