た行の詩 明かり
見える?
いま地球にいる
明かりを灯している
た と
朝焼けの光で
次の扉を開けようとしている
これからいくつ扉を開けるのだろう
わたし
悲しいとき
つ
青く陰る
とたんに
誰かのそばにかけ寄って
明かりをもらう
だいだい色に変わる
ひとりでは生きられない
弱いわたしは
消えそうになると
声をいただく
微笑みを皮膚呼吸する
愛という名前の
そうやって何度も
光をつないできた
宇宙のどこかに渦巻く
わたしたちの記憶の
おおきなおおきな意識のみなもと
地球に降り立った
ひとびとの
色とりどりの明かり
見えますか
さびしいよ
しあわせはどこ?
自分色を探しながら
迷いながら
いま精一杯の
明かりを咲かせている
あなたにつながりたくて
しっかり立っていたくて
知らず知らず
誰かの胸許を
あたためながら
#アカシックレコード #た行 #方角 #宇宙意識 #辻麻里子
この詩も朗読フリーです。