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7月に引き続き、2冊目のKindle小説、くじらの部屋②より。
智子先生と校長との、人事異動についての会話から。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CDVL5D5P
───《メモ》北海道の教員人事事情───
北海道の教員人事は、北海道教育庁の担当者が、定められたルールに従って、配置を決めている。政令指定都市の札幌市だけは、札幌市教育委員会が人事権を持っているけれど、それ以外の市町村は、道教委の担当者が決めている。昔は、校長同士で話し合っていた、という噂を聞いたことがあったけれど、今は、人事異動の調書と校長評価で、人事担当者が決めている。
小学校教諭の場合は、異動範囲は、振興局管内になる。でも、振興局一つ一つが、とても広い。
たとえば、北海道の中心都市、札幌市があるのは『石狩振興局』で、東京都の一・五倍の面積。また、北海道の第二都市、旭川市があるのは『上川振興局』で、広さは、京都・大阪・奈良を合わせたくらい。この振興局の中を異動することになる。高校教諭は、北海道全域を異動する。
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BGM「Nigh Door」(のるさん)
https://dova-s.jp/_mobile/bgm/play19343.html