今日いただいたレターです。
■自己効力感と愛着障害について
(レター)こんにちは。自己肯定感のほかに自己効力感という言葉があることを知りました。ソレア質問箱に、愛着障害は何でも一人でやる傾向があり、事後報告でやっといたよ、というとありましたが、愛着障害は自己効力感はある程度あるという感じでしょうか?
(高間)いや、ないですね。自分が誰かに力を及ぼしている感じというのはないですね。ゼロに等しいと思います。自尊心はないし、自己肯定感もないし、自信もないし、それが愛着障害。と思っていいと思います。
(レター)となると、自己効力感は育ちではなく生き方に連動するのでしょうか?
(高間)育ちと生き方は多分一緒だと思うんですけれども、私の場合はですね、一緒の意味で使いますね、育ちと生き方。違うのかな?私はかなりほぼニアリー・イコールで使いますね。
(レター)私は育ちは普通なのですが、壁を一人で乗り越えた経験がなく、いつもなんとなく周りに流され、助けられて生きてきたので、自己効力感が低いので気になりました。
(高間)でもね、流されて助けられてくるという生き方もありますからね。そんなに悩むことなのかなと思うんですけど。
(レター)自己肯定感ではなく自己効力感を上げるにはどうしたらいいのでしょうか?
■自己効力感の向上方法
自己肯定感とか、自己効力感とか、自尊心とか、自信とか、自尊感情とか、いろいろあるじゃないですか。もっとあると思うんですけれど、似たようなものと思います。どうしてこういう複雑な言葉になっているかというと、心理学実験をするときに、自分の理論に合うように新しい言葉を作ったりするんですよね。これは自己肯定感とはちょっと違うよ、みたいな。なので、自己効力感という言葉を使ったりとか。ただこれね、臨床現場では多分全部一緒ですね。私はね、これ違う意味で使ったことがないですね。
自己肯定感も、自己効力感も、自信も、自尊感情も、みんな一緒だと思います。区別する必要もないし、区別する意味があるのかな、よくわかりません。なんかね、心理学に対して真っ向からぶつかっていってる感じですけど。臨床では、相談の現場では、これ分ける必要あるんですかね。なんかよくわからないですね。
分ける必要があると思った方には、ちょっとコメントでも書いていただきたいんですけどね。こういうケースがありましたと。例えば、「相談者が自己肯定感という言葉を使ってたんですけれど、自己効力感という言葉で言い直しました。自己肯定感は高いですよ。でも、こういうところがちょっと弱いから、こういうところを自己効力感という言葉に置き換えました。」そういう感じのことを報告してもらうと、私もここで紹介できますので、一緒に勉強していきましょう。それではまた。