さよ空文庫のさよさんが提案された企画です❣️
【企画名】Jooさんの絵に何かつけよう
Jooの星空文庫のJooさんが描かれた挿絵に詩やお話や音楽などの何かを添えて配信しよう♫という企画です。
ある目的があって描かれた絵ですが、理由あって行き場をなくしてしまったそうです。
とても味わい深い絵で、しばらく眺めていたらお話が浮かんできたので創作してみました😊
「テントウ虫のお天道話」
お話:日だまり
挿絵:Joo
テントウ虫たちが
テントの中で一服しながら
灯(あかり)を点灯(テントウ)して
おテントウ(お天道)さまの
話をしている。
なになにどんな話?
ちょっと聴いてみましょうか。
「わしらの命は短いけれど
わしらは立派な存在なんだ」
「あぁ、そうだとも」
「なんてったってお天道さまの
遣いを頼まれているからなぁ」
「わしらはお天道さまに向かって
天高く舞い上がる。
そして舞い降りてきては
地上に幸運をもたらすのさ」
「そうそう」
「人間たちはわしらが家に舞い込むと
縁起がいいと言って喜んだりする」
「畑では害虫駆除にも役立つから人間に
喜ばれている」
「うん、その通りだ」
「まぁ害虫なんて呼ぶのは人間だけだけどな」
「わしらの世界では上も下も良いも悪いもない」
「そのとおり」
「お天道さまのエネルギーはそりゃあもう
すさまじい。だからわしらのこの小さな身体では
そう長くはもたない」
「でもお天道さまの遣いをやめるわけには
いかないだろう?」
「もちろんだとも」
「だから年がら年中命のリレーを欠かさず
続けるわけだ」
「そうだな」
「はぁ~、もうそろそろお迎えがきちまうな」
「そうだな」
「迎えに来るのはもう何回目だ?」
「さぁな…忘れちまったよ」
「わしもだ」
「お天道さまはいつも明るい」
「そんなお天道さまのもとに還るんだ」
「怖くも寂しくもないさ」
「あぁ、そうだな」
「でもな、次に還った時はちょっと
お天道さまにお願いしてみようと思ってよ」
「何をだ?」
「試しに一度人間に生まれてみたいですってな」
「そりゃあお天道さまもひっくり返って
転倒(テントウ)しちまうかもな」
お後がよろしいようで♫
日だまりでした☀
Jooさん、素敵な挿絵を題材にお話を創作できて楽しかったです❣️
ありがとうございました🤗
📖日だまり一首📖
おテントウ🐞 お遣いちゃんと 務めたら
さあ還ります お天道さま☀
さよさんのお話
https://stand.fm/episodes/6530f79af77fbc41e80b769a
Jooさんのお話
https://stand.fm/episodes/6531414ff77fbc41e80b7c2e
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