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【あらすじ付き】#130ウンディーネ第1楽章【Fl,Pf】

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作曲:C.ライネッケ フルート・ピアノ:うりぼう 魂を持たない水の精ウンディーネは、人間と結婚をすることで魂をもつ。しかし水界の掟を破ってはいけない—— 今日はフルートソナタの名曲、ウンディーネ(水の精)より1楽章をお届けします。 ドイツの詩人フーケによって描かれたこの物語を、同じくドイツの作曲家ライネッケがフルートソナタとして音楽で表現しました。 おはなしのあらすじをざっくり言うと、 森に住む魂を持たない水の精ウンディーネ。彼女が人間の魂を得るためには、人間と恋に落ちて結ばれなければなりません。そんなある日、ウンディーネは森に迷い込んだ人間の騎士と出会い、恋に落ちて結婚を約束し魂を持つようになるのですが、実は騎士には町にベルタルダという婚約者がおり、なんやかんやあって騎士、ウンディーネ、ベルタルダは3人仲良くなってリングシュテッテン城で同居生活を送るようになります。 騎士の貞操を疑う水界のキューレボルンが何かと騎士に嫌がらせを行ううちに、騎士の心はベルタルダの方に向かうようになっていきます。ある日3人でドナウ川下りをしていると、明らかに水の流れがおかしくなり波や風で邪魔され出すと、騎士は水の界のせいだとウンディーネに腹を立て、ついに掟その1「水の上でウンディーネを罵ってはいけない」を破ってしまいます。 ウンディーネは嘆き悲しみ、水界へと消えてしまいました。 騎士はひどく落ち込み深い喪失感を感じましたが、月日が経つとだんだん落ち着き、ベルタルダとの結婚を約束します。 ここで水界の掟その2「別の者と結婚してはいけない」を破ってしまいます。 それを破ってしまうと、ウンディーネは自らの手で騎士を殺しにいかなければいけません。 騎士とベルタルダの婚礼の夜、ウンディーネは白い噴水と共に現れ、自らの恐ろしい定めに嘆き苦しみながら騎士のもとへ向かいます。 全てを悟った騎士は、運命を受け入れます。ウンディーネは騎士を抱きしめ、口づけをし、騎士はそのまま絶命しました。 騎士の葬儀にウンディーネも参列し、墓に土をかけるときまでいましたが、気が付くとその姿は消えていました。ただ、ウンディーネがいた場所からは銀色の泉が湧き出し、騎士の墓の周りを優しく取り囲みました。 というおはなし。 この1楽章は、この哀しい物語を予感させる短調で描かれています。しかしところどころ明るく優しい、美しいメロディが現れて、またすぐ短調に戻ります。(そのグラデーションも見事としか言えない)ピアノやフルートの細かい音符が水の流れを思わせ、緊張感も感じさせます。 2〜4楽章もそれぞれ描かれている場面が目に浮かぶような音楽なので、挑戦してみたい(長っ) ****************************************************************************** このチャンネルではBGMにしていただけるような演奏を載せています♪ SNSやYoutubeの登録もよろしければ是非おねがいいたします✨ Twitter https://twitter.com/yoriko_shimono Youtube https://www.youtube.com/user/uriyor #フルート #ピアノ #ウンディーネ #水の精 #ソナタ
2023年10月27日
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