のんびり地学基礎50「冬」

日本の四季(冬) 冬型の代表的な気圧配置と言えば｢西高東低｣。 日本海側は雪が降りやすく、太平洋側は空気が乾燥し晴れます。 西高東低の気圧配置が強く季節風が強く吹く場合、日本海側に山雪⛄を降らせます。 山雪とは、強い季節風によりシベリアの冷たく乾いた空気が日本にやってきます。日本海の上を通った空気は、海の水蒸気を取り込み冷たく湿った空気に変わります。 強い風はその先の日本海側の山々にぶつかって掛け上がると上昇気流となって日本海側の山沿いに雪を降らせます。 雪を降らせた後は、乾いて冷たい風が太平洋側に強く吹き込みます→からっ風 西高東低が強くなくても雪が降ります(里雪⛄)。 里雪は季節風は強くない時、偏西風の蛇行の影響でシベリアの寒気が日本まで下りてきて居座ります。 冷たい上空の空気と日本海側の平野部の温かい空気の差で大気が不安定になり上昇気流を作り、平野部に雪を降らせます。 冬の等圧線→北海道に等圧線が３本あると注意報級の風、５本あると警報級の暴風、７本以上では数年に１度の猛烈な強風が吹くと言われています。 等圧線は狭いほど風が強く吹きます🌀

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