第18回目の聞いとKEY!は高木がお送りします!
今回のゲストは、上泰寿(かみ・やすとし)さんです。愛称はかみさま(以下、かみさま)。最初、X(旧Twitter)で出会った時は「自分を神さまって呼ぶってどんな心境?」と思っていましたが、まさかの苗字でした。
上さんは、鹿児島県を拠点に活動する編集者で、肩書きは”ケアの編集者”。ケアと聞くと、介護や医療の分野をイメージするかもしれませんが、挨拶や心配、気遣いなどもケアに含まれると上さんは言います。そんなケアの周辺にある言葉を集めて、記録し、編み直すのが上さんのお仕事。最近は、紙やWEBへのアウトプットを前提としないインタビューのサービス『はもん~hamon~』も手掛けられています。
そんな上さんのライフワークの一つが、「かみさまの行商 みんなの鹿児島案内」という企画。上さんがお世話になった人や好きな場所に恩返しする気持ちで、鹿児島で出会った生産者さんのプロダクトを携えて行商しているのだとか。2024年4月13日〜14日には、脇町の「うだつ上がる」にも来てくださいました。
4月13日、上さんにお誘いいただきうだつ上がるへ!鹿児島の食材やプロダクトが並んでいて、一つ一つの商品について丁寧に教えてくださいました。聞いているうちに、まだ行ったことのない鹿児島だったけれど、きっといいところなんだろうなと確信しました。だってこんなに良いプロダクトが生まれているのだもの。
当日は、ラジオメンバーのあおいちゃんが鹿児島の食材を使ったモーニングを提供しており、スペシャルモーニングも楽しみました。食後に上さんと話していると、「ラジオも録ったらええやん!」と高橋さんに後押しされ、急遽ラジオを収録することに。無茶振りでしたが、上さんも応えてくださり、”編集”とは何か改めて考え直すきっかけになりました。
ローカルで編集や文筆を生業にしていると、「観光」がメインのフィールドになりやすいですが、上さんのケアという視点からとても興味深いお話を伺えました。特に、上さんが、地域には観光資源以外に、地域の人の”できること”がまだまだ発見されていない、という話題は今も印象に残っています。
編集をする上で新たな視点をくださった上さんのラジオ、ぜひお聞きください!