大学進学率20%というと今の半分以下でしょうか。このエリートの世代が起こした学生運動、それをいったいどのように総括したのか興味があって調べたことがあったのですが、まとめた本としては『総括せよ!さらば、革命的世代』(産経新聞社編/2009年)しか見当たらなかったのです。このままでは、あの頃はパワーがあったよね、サブカルが充実したのよね、的なことで終わってしまうと思うのです。
あの頃、世代が求めた「左翼性」という思想が、この2024年の現在に対し、いま有効性があるのか、それともないのか、現在という視点を踏まえて、どう理解すべきなのか知りたいです。でないと、よど号とかハイジャックとかあさま山荘の時代だったね、で終わっちゃう気がするのです。他人頼りな意見で申し訳ありません。